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フリーランスに向いている人とは

THINK

木口恒事務所

9月も半ばにさしかかってきましたね。
今年もいよいよ少なくなってきたな、という実感が湧く頃ではないでしょうか。

ここ最近、友人・知人から「会社を辞めて一人で独立したい」「フリーランスってどうなの?」と、立て続けにご相談を頂きました。
周囲の人の中では、早めに独立した人ということで、このような相談をよくされます。
22歳からフリーランスになり、早6年目。
まだ、たった6年ですが、独立して一人で頑張るとはどのようなことか、少しずつ分かってきた(つもりです)ので、改めてまとめてみました。
主に「就活中」「就活を控えている」「社会人3・4年目」の方に向けて書いてみます。

フリーランスの生活を考えてみると、大きく分けて3つの要素があるのではないかと思うのです。

ビジネスとプライベートのメリハリはない

様々なところで、「平日と休日、ビジネスとプライベートのメリハリが大切」だと、よく目にします。
実際、以前入った会社の研修でも、何回も言われました。

しかしフリーランスになり、仕事とそれ以外の境目は、ほぼなくなりました。
ただ、不思議とそれが苦ではありません。
電車に乗りながら「ださい広告だな、こうすればいいのに」と考えたり、飲食店でご飯を食べながら「この雰囲気はどうやったら出せるのだろう」と考えたりします。
常に仕事のことを考える、というよりも、仕事の役に立つものを常に探している、というイメージでしょうか。

仕事とプライベートはハッキリと分けたい!と考える人は、独立は向いていません。
「好きなこと」を生業とするならば、自然とこのパターンに行き着くのではないでしょうか。

ルーティーンを大切にするようになる

仕事とプライベートの境目は曖昧になりますが、それはあくまでも仕事への向き合い方の話。
独立当初は、パジャマのまま仕事をしたり、「仕事をしたいときにするのがカッコいい」なんていう訳分からない事を考えながら、仕事をしていました。
しかしダラダラと仕事をしてしまうのは、効率も悪く、何よりも仕事の質にはっきりと影響が出ます。
それはもう、ハッキリと出ます。

ここ数年は、生活のルーティーンをもの凄く大切にするようになりました。
自宅のスタジオで仕事をする時がほとんどですが、その時はほぼ毎日同じ動作をしています。

  • 起床時間はもちろん、寝る時間も毎日同じ(もちろん打ち合わせなどで早い時もあります)
  • 朝ご飯も毎朝同じものを食べる
  • 毎朝コーヒーをハンドドリップする
  • 毎日アロマオイルを部屋に炊く(仕事時はペパーミントとレモン、就寝時はラベンダー)
  • 昼食は12時30分から、ほぼ毎日おにぎり
  • 夕食は7時30分から
  • 仕事中は紅茶(リプトンイエローラベル)と水
  • 午後必ず一日の反省と翌日のシミュレーションをする
  • 就寝時に考え事を30分、その後読書

毎日動作を同じようにすることで、自分の体調の変化や、精神的な浮き沈みがはっきりと自覚できるようになりました。
今日はコーヒーがなんか美味しくないな、とか、今日はあまりお腹がすいていないな、とか、そういった細かな変化に気づくことが出来ます。

目指すところは、あくまでも思考は柔軟に(なかなか難しいですが)、行動は固定的に。

まとわりつく孤独

フリーランスは毎日顔を会わせる、イヤミな上司も居なければ、嫌がらせをする同僚も居ません。
毎朝、満員電車に乗る必要もありません。

しかしながら、愚痴を吐ける同僚も居なければ、気軽に相談できる上司も居ません。

もちろん、仕事は一人で完遂するものではありません。
私も、プロジェクトメンバーと共に仕事をしたり、素晴らしい考えをもったメンバーと仕事をします。

ただ、基本的には、フリーランスは一人なのです。
これは避けようがない事実です。

黙々と一人で作業をしていると、本当に耐えがたい孤独に苛まれることがあります。
これをいかにして克服できるか、これが結構鍵になっている気がします。

私は年に3〜4回、「一人で何やってるんだろう」症状に苛まれます。
未だに、「苛まれずに済む方法」を見つけることが出来ません。
対処療法として、その時の仕事のメールを見返して、メンバーの顔を思い浮かべて「一人じゃない」と思ったり、良い仕事をしている、諸先輩の作品集やウェブサイトを見返して、なんとかやる気を出したりしています。

他のフリーランスの方、独立されている方が、どのような想いなのか、分かりません。
ただ、ネット上には同じ悩み、考えを持った方がかなり多く見受けられます。
「自分だけじゃないんだ」と思える事も、一つの対処法かもしれませんね。

つねに不安

仕事が無くなったらどうしよう、期待を超えられなかったらどうしよう、体調を崩してスケジュールが狂ったらどうしよう…。
フリーランスは常に不安との戦いかもしれません。

以前、「フリーランスは常に顔を水に突っ込んでいるようなもの」とアドバイスを受けたことがあります。
その人はかなり売れているライターの人で、「あぁ、こういう人も同じ悩みなんだ」と安心した覚えがあります。
どれだけ収入があっても、フリーの人は常に不安を抱えてしまう運命なのです。

フリーランスに向いている人

まとめてみると、以下のようになります。

  • 常に仕事の事を考えていたい人
  • 生活自体はメリハリをつけたい人
  • 孤独に強い人
  • 不安に強い人

このうち、一つでも自信に欠けてしまうのであれば、まずは組織で経験を積む事がベストだと思います。

フリーランスの悩みプラットフォームが欲しい

私が知らないだけかもしれませんが、フリーランスの仕事だけではなく、悩みや生活面の相談ができるプラットフォームはないものですかね…?
テレビ朝日の「しくじり先生」が流行っていますが、それよりももっと軽微な、しくじる前に相談ができるような、そんなプラットフォーム。
教えてgooやYahoo!知恵袋がその代替となるわけですが、もっと専門的なサービスが欲しいものですね…。

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